治験だけで暮らすことは出来るのか?その方法とおすすめしない理由

治験だけで暮らすことは出来るのか?その方法とおすすめしない理由

「オレは治験プロになって暮らすんだ!」

治験では高額協力費が出るものが多数存在します。

約2週間の入院で20万ほどもらえたりとかなり割がいい。

ではこれで生活できるのではないか?実はそれは難しいのです。

 

こんにちは!ちゃんです!(@tyan__tyan__)

治験はとても稼ぐことが出来る方法だとお話致しました。

さらに入院中は三食しっかりと食事も出るし、お風呂だって入れます。

だったら治験を本業(?)にしちゃえばいいんじゃない?と思われる方もいると思います。

しかし、現状ではなかなかそれで生活していくのは難しいのです。

本当にごく一部の方でそういった治験のプロはいるのですがあまりおすすめは出来ません。

ではなぜ治験のプロはおすすめできないのでしょうか?

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オレ

オレ、なろうと思ってたのに


大きな理由は休薬期間なんだよ

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休薬期間って?

治験を再度受けるには休薬期間を経て、別の治験に参加できる権利を持ちます。

休薬期間とは・・・

臨試協(臨床試験受託事業協会)で定められている約束で、新たな治験を受けるには4ヶ月間空けなくちゃダメだよ。

というルールです。

その目的は、

・治験薬の評価を正確に行うため

・僕たちが以前の治験で服用していた薬と新たな薬の相互作用によって出る危険性を抑制するため

と、いうものになっています。

どちらの薬もまだ世に出回っていないものですので副作用の危険性は0ではありません。

そんな薬を2つも体内に取り入れて副作用になるかならないかなんて誰もわからないので

「危ないからちょっと時間置いてからやってくれ」ということなんですね。

治験のプロになる方法

では実際に治験のプロになる方法ですが2つの方法があります。

・かなり長期滞在治験を見つけて4か月分暮らせるだけの高額協力費を貰い、休薬期間を経て・・・を繰り返す

・臨試協に加盟していない医療施設の治験を受ける

この2つです。

ではご説明していきます。

かなり長期滞在治験を見つけて4か月分暮らせるだけの高額協力費を貰い、休薬期間を経て・・・を繰り返す

これが体にも負担なく違反もない方法となります。

治験には1泊2日というものから1か月ほど、中にはもっと長い入院が必要とされるものがあります。

その中の長い入院の治験を狙い続けるのです。

長ければ長いほど協力費も高額になっていって100万円ほどもらえるものも中には存在しますので

それで4か月生活をして、また長期入院をして・・・をひたすらに繰り返すのです。

日本国内ではこういった長期入院はほとんどないので必然的に海外へ旅立つことになります。

なので条件として、パスポートは必須ですね。

海外旅行も楽しめて、海外での治験に抵抗がない人はこの方法がいいかなと思います。

ただし、海外に行って事前検査などで落ちてしまうと最悪ですね。

旅費交通費等が無駄にかかってしまう恐れがありますので、条件に自信がある人だけ

挑戦してみましょう。

臨試協に加盟していない医療施設の治験を受ける

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オレ

そもそも臨試協って何ぞ?

臨試協とは

被験者の安全性確保、治験の質の向上を通じて、未来の薬物療法へ貢献します。

と公式HPに書かれています。

要するに、安心安全に治験を行うことを約束している団体ですね。

ここの団体に加盟している病院では治験データの共有や僕たちの治験を受けた記録がやり取りされています。

なので、違う病院に行ったとしても4か月以内だとわかってしまうのです。

では加盟していない病院なんてあるの?という事なのですが

実際に結構あります。主なもの病院としてこちらです。

この病院は非加盟となっていますが、治験をまだやっているとは限りません。

なので絶対に治験が受けれると確証もないのです。

ちなみに僕は上尾メディカルクリニックにて治験入院をしています。

その体験談です☟

意外と快適だった!治験入院での生活環境について

治験病院紹介会社に登録してみよう

病院に直接問い合わせても、案件が見つからない場合が多いのでJCVNCVSといった紹介会社に登録しておいて

紹介を待つというのが最も一般的です。

しかし紹介会社にも臨試協に加盟しているしていないがありますので、複数登録するなら

加盟していないところを選ぶのが良いでしょう。

ちなみにJCVNCVSは加盟していないので2つとも登録出来ます。

ただここでも問題があって、紹介会社が非加盟だからといって紹介される病院は非加盟とは限らないという事です。

なので紹介されたとしても病院で事前検査を受けたけど結局治験入院はできなかったという事も充分にあり得ます。

海外では臨試協がないので無限に受けれる

補足ですが海外の治験は無限に参加することが可能です。海外の治験には臨試協がありません。

例えばアメリカでは国内でも治験をする病院が違うのであれば治験を受け続けることができます。

しかしこれを実行する場合アメリカ等他国に住むんだ!というくらいの意気込みがないと厳しいですが・・・(笑)

治験プロをおすすめしない理由

これに至っては非常にシンプルな理由です。

・体に副作用等の危険性を生じる可能性が高くなる

・治験参加には年齢も決まっていて高齢になるほど受けられる治験も減っていく

という感じです。

副作用の危険性が高くなるというのはすぐにピンとくる思いますが

2つ目の高齢になるほど治験も減っていくに関してはピンとこないと思います。

治験参加には年齢も決まっていて高齢になるほど受けられる治験も減っていく

治験には年齢制限があるものがほとんどです。

大体20歳~50歳くらいのものが多いですね。

そんな中、治験のプロとしてやっていくとなれば50歳以上の人は必然的にできないという事になります。

案件の少ない中、頑張って見つけていく他ないのです。

さらに、完全に治験案件がなくなってそれまでに今後の生活資金を貯めれているのであればいいのですが

治験だけやっているとあればそれは難しい話ですね。

高齢になればなるほど職について働くというのは難しくなっていくという世知辛い世の中ですから。

以上のことから治験プロはおすすめ出来ません。

まとめ

現在、治験に興味をもってそれで稼げることを知った人は「治験プロ」で食っていこうと考える人もいるかもしれませんが

なかなか厳しいので考えてから己の道を決めてください。

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オレ

治験だけで生きていくのは難しいんだね

そうそう。ただお小遣い稼ぎには最適だけどね!

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・休薬期間がある

・年齢制限がある

・副作用の危険性が高まる

これらの心配はずっと付きまとってきますから時間が経つにつれて気が気でなくなってしまう可能性もあります。

治験一本で生活をしていくのではなく、あくまでお小遣い稼ぎの一環として治験を取り入れるのがいいかなと思います。

実際に結構もらえますから。社会貢献にもなりますしね!

それでは!

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